内臓脂肪は、腹腔(お腹の腸のまわりのこと)内にあり、門脈と呼ばれる、栄養分を腸から肝臓へ送り込む血管の上流にあります。
身体の中に貯えられているエネルギーが不足してきた時には、トリグリセリドと呼ばれる内臓脂肪細胞中にある中性脂肪が分解され、遊離脂肪酸として門脈中に放出されます。
そして全身にエネルギーを送り出すのです。過剰なトリグリセリドが内臓脂肪組織に貯えられた場合、常に分解されやすくなり、たくさん遊離脂肪酸が門脈内に放出されてしまいます。
それにより、肝臓でのトリグリセリドの合成や放出の量が増加し、高脂血症になったり脂肪肝になったりもしてしまいます。
内臓脂肪がどの程度たまっているのかどうかは簡単には検査はできません。
内臓脂肪型の肥満かどうか判定するには、ウエストのサイズを測ってみましょう。
ウエストのサイズが男性では85cm以上、女性ならば90cm以上の場合は、内臓脂肪が蓄積されていると考えられます。
内臓脂肪は腹腔内という限られた中で蓄積されることに対し、皮下脂肪は制限はありません。
皮下脂肪が増加すると体重増加にもつながり、骨や関節に大きな負担をかけてしまい、腰痛などになることもあります。
気管などの気道周辺に蓄積する脂肪は、気管を細くしてしまいますので、睡眠時無呼吸の原因にもなります。