肥満とは体重が重いことを指していると思われがちですが、そうではありません。
体重ではなく、体脂肪量が過剰であることを肥満といいます。
肥満は、さまざまな疾患を招く原因のひとつでもあります。
体脂肪の増加は健康に害を及ぼすといっても、増加する部位によって、健康への影響の出方が違うことが明らかになっています。
体脂肪には、皮下脂肪と内臓脂肪があります。
皮下脂肪とは皮膚の下にたまる脂肪で、指でつまめることができます。
内臓脂肪とは、腹腔という腹と腸の周囲にたまる脂肪で、見た目にはまったく分かりません。
太いことを気にしている方は、外見にはまったく分からない内臓脂肪より、指でつかんだりと自分でも分かりやすい皮下脂肪のほうのことを気にしがちです。
また、一見肥満体型ではない人でも、内臓脂肪を調べてみると意外にも内臓脂肪が過剰にたまっている場合もあるようです。
皮下脂肪だけではなく、内臓脂肪にも注意が必要になります。皮下脂肪と内臓脂肪は、蓄積する部位もそれぞれ違いますが、その機能(働き)も違っていることが明らかになりました。
今までは、脂肪組織はあまったエネルギーをたくわえる、体温を保つ、クッションの役目をする、内蔵を保護する、などの役割を果たしていると 考えられてきました。
ところが最近の研究では、脂肪細胞は多くの生体機能を調節してくれる物質を生産・放出していることが明らかになりました。
特に内臓脂肪はその働きが強いです。